2014年08月14日
8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走①旭岳~白雲避難小屋テント泊
2013年8月上旬 北海道の旭岳~トムラウシ~十勝岳 三泊四日縦走の記録です。
縦走後にアップしたお花の記録はこちらをご覧ください。
最初は旭岳、トムラウシ山、十勝岳、富良野岳まで四泊五日を考えていましたが
天候も悪くなってきたので、富良野岳はあきらめ三泊四日の縦走となりました。
同行者が数日前から車で北海道入りだったので、ガス缶やクマよけスプレー、
ある程度の山道具は車に積んでいってもらいました。
8/3(SAT) 羽田空港11:15発で旭川空港へ。
窓から見える景色は、これぞ北の大地!という眺め。

縦走後にアップしたお花の記録はこちらをご覧ください。
最初は旭岳、トムラウシ山、十勝岳、富良野岳まで四泊五日を考えていましたが
天候も悪くなってきたので、富良野岳はあきらめ三泊四日の縦走となりました。
同行者が数日前から車で北海道入りだったので、ガス缶やクマよけスプレー、
ある程度の山道具は車に積んでいってもらいました。
8/3(SAT) 羽田空港11:15発で旭川空港へ。
窓から見える景色は、これぞ北の大地!という眺め。
旭川空港到着後は時間があったので空港のお土産コーナーへ。
明日からの行動食を物色して、「白いブラックサンダー ミニ」を買いました。これはおいしかった!

その後は車でコンビニへ向かい食材調達、ついでに
モンベル大雪ひがしかわ店に寄り、その隣の道の駅「ひがしかわ道草館」へ。
とれたての野菜もたくさん売られていて、プチトマトやきゅうりを買い
ちょうど乗ってきた飛行機の機内誌「ANA翼の王国」の北海道特集で
紹介されていた「大雪なたまごのプレミアムプリンソフト」が売られていたので
最後の一個をいただきました

旭川空港に戻り、駐車場に車を停めて、今回の縦走用にパッキング。
ザックはブラックダイヤモンド マーキュリー。海外通販で日本の定価のほぼ半額で購入。
テントは北海道出発直前に届いたHillebergのRogenさん。山デビューです!
(テント本体は同行者が担ぎ、私のザックの横の赤い袋にはポールが入っています。)

旭川空港からバスで旭岳ロープウェイ行に乗車。
途中下車してこの日の宿泊地、東川町青少年野営場へ。綺麗なキャンプ場でした。
8/4(SUN)
いよいよ縦走初日。大雪山は山の総称で、この日登る旭岳(2,291m)は北海道最高峰。
大雪山国立公園は神奈川県の広さに相当するそう。アイヌの人々は大雪山を
「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と名付けました。
またかつて文人の大町 桂月は、
「富士山に登って山岳の高さを語れ、大雪山に登って山岳の大きさを語れ」と
言っています。どんな山なのか期待に胸がふくらみます。
さて、始発のロープウェイに乗るため、時間を考えて出発。キャンプ場から歩いていきます。
マンホールの蓋にはエゾナキウサギ。

駐車場には車も多く、すでに登山客が並んでいました。

6:00発の始発便に乗り込み、標高があがると広がるこの景色!
これから縦走する山々が綺麗に見えるではありませんか。
テンションが上がらないわけがありません。

姿見駅に着いてお手洗いを済ませ、改めてパッキングを確認していよいよ出発です。
太陽がまぶしい!旭岳が目の前、足元にはチングルマの花畑。
姿見の池にはまだ雪が残っていました。

のんびりゆっくり写真を撮ったり景色を眺めたり。
次のロープウェイの便であがった人たちにも追い付かれるくらいでしたが
焦らず急がずガレ場の登山道を歩いていきます。

噴気孔から噴煙がもくもくと上がっていました。

トムラウシ、オプタテシケ、十勝と全部見えてるのかな・・・

とてもいいお天気です。

青い空が広がり、頭上に雲ひとつありません。

旭岳の斜面にはイワブクロがたくさん咲いていました。

8:55、二時間もかからず山頂へ。一等三角点が置かれています。

山頂標識にもエゾナキウサギ。

旭岳 登頂記念写真をパチリと・・・。

日曜日ということもあり、多くの登山客で賑わっていました。
しばらく景色を堪能してから、次の目的地へ向かいます。

どこでカメラのシャッターを切っても絵になる景色が広がっています。

旭岳から裏旭へ雪渓を下っていきます。
雪のないところは滑りやすいザレ場で、ズルズルとこけそうになりながら歩きました。

下ったところにはキャンプ指定地もあります。
反対側から見た旭岳。旭岳をバックに再び登っていきます。

とにかく雄大でどの風景にも圧倒されます。

中岳への分岐となる間宮岳で少し休憩をとり、荒井岳、松田岳、北海岳方面へ。
お鉢平の向こうの山は左から北鎮岳、凌雲岳、桂月岳(雲がかかって見えない)、黒岳。
このお鉢平は噴気孔や有毒温泉があり立ち入り禁止です。

ほぼ平らな道。

明日、登る予定のトムラウシも見えています。

お鉢平を見ながらぐるっと歩いて・・・

右に見えるのは白雲岳。

振り返ると旭岳が見えました。

素敵な一本道が続いています。

11:25 北海岳(2,149m)山頂着。
広い山頂には意外にも大勢の登山客が休んでいました。

北海平と白雲岳もよく見えます。

北海岳から下ると、そこはお花畑が広がる素敵な場所でした。
小さいピンクのお花はエゾノツガザクラ。

北海道のチングルマは、本州の花より大きい気がします。
今回の縦走で、何枚も何枚もチングルマの写真を撮りました。

間宮岳で休憩時にお会いしてお話したTさんと、再びここで遭遇。
Tさんは毎年大雪・十勝を縦走し、今回も私たちと行程が全く同じで、
翌日以降もお花や水場情報もたくさん教えていただき大変お世話になりました。
週刊ヤマケイにも北海道の山情報をよく寄稿されている方です。

Tさんのおすすめは一面に咲くチングルマ、ハクサンイチゲ越しに撮るトムラウシとのこと。
私も撮影してみました。トムラウシに少し雲がかかっているのが残念。

お花の撮影にかなり時間をかけ、Tさんとはまた後で、と挨拶して先に進みます。
途中、Tさんが好きな花だという、クモマユキノシタを確認。
ほぼ平坦な道を歩いていき、途中ベンチがあったのでここで寝転がってまったり休憩。

再び歩き出すと、野生のキタキツネを発見!やっぱりいるんですね。

雪渓歩きもありました。
とんがっている山は烏帽子岳、左は五色岳。

白雲岳は登るかどうかギリギリまで迷いましたが、飛ばすことにしました。

こんな景色を見ながら白雲避難小屋を目指します。

足元もお花がいっぱい。イワウメ、ミネズオウなどなど。

宿泊地 白雲避難小屋の赤い建物が見えてきました。

キャンプ地も見えます。
なんといっても圧倒されるのは奥に見える広大な高根ヶ原。
明日はそこを歩いてトムラウシに向かうのです。

エゾコザクラやチシマノキンバイソウなど、いろいろな種類のお花が咲いていました。

とてもありがたい水場。

13:55 白雲避難小屋着。
夏の間だけ管理人さんがいらっしゃいます。テント泊の手続きを済ませました。

ここはキツネがでて、テントの外に靴など置いておくと持っていかれるそうです。
すべてテントの中にしまうように言われました。
17:00過ぎのキャンプ地もテントはこれくらい。一番右の赤いテントが私たちのテントです。

さて、翌日は長い行程、高根ヶ原を歩き、忠別岳、化雲岳、トムラウシを過ぎて
南沼のキャンプ地が目的地です!
「8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走②」に続く。
明日からの行動食を物色して、「白いブラックサンダー ミニ」を買いました。これはおいしかった!
その後は車でコンビニへ向かい食材調達、ついでに
モンベル大雪ひがしかわ店に寄り、その隣の道の駅「ひがしかわ道草館」へ。
とれたての野菜もたくさん売られていて、プチトマトやきゅうりを買い
ちょうど乗ってきた飛行機の機内誌「ANA翼の王国」の北海道特集で
紹介されていた「大雪なたまごのプレミアムプリンソフト」が売られていたので
最後の一個をいただきました

旭川空港に戻り、駐車場に車を停めて、今回の縦走用にパッキング。
ザックはブラックダイヤモンド マーキュリー。海外通販で日本の定価のほぼ半額で購入。
テントは北海道出発直前に届いたHillebergのRogenさん。山デビューです!
(テント本体は同行者が担ぎ、私のザックの横の赤い袋にはポールが入っています。)

旭川空港からバスで旭岳ロープウェイ行に乗車。
途中下車してこの日の宿泊地、東川町青少年野営場へ。綺麗なキャンプ場でした。
8/4(SUN)
いよいよ縦走初日。大雪山は山の総称で、この日登る旭岳(2,291m)は北海道最高峰。
大雪山国立公園は神奈川県の広さに相当するそう。アイヌの人々は大雪山を
「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と名付けました。
またかつて文人の大町 桂月は、
「富士山に登って山岳の高さを語れ、大雪山に登って山岳の大きさを語れ」と
言っています。どんな山なのか期待に胸がふくらみます。
さて、始発のロープウェイに乗るため、時間を考えて出発。キャンプ場から歩いていきます。
マンホールの蓋にはエゾナキウサギ。
駐車場には車も多く、すでに登山客が並んでいました。
6:00発の始発便に乗り込み、標高があがると広がるこの景色!
これから縦走する山々が綺麗に見えるではありませんか。
テンションが上がらないわけがありません。
姿見駅に着いてお手洗いを済ませ、改めてパッキングを確認していよいよ出発です。
太陽がまぶしい!旭岳が目の前、足元にはチングルマの花畑。
姿見の池にはまだ雪が残っていました。
のんびりゆっくり写真を撮ったり景色を眺めたり。
次のロープウェイの便であがった人たちにも追い付かれるくらいでしたが
焦らず急がずガレ場の登山道を歩いていきます。
噴気孔から噴煙がもくもくと上がっていました。
トムラウシ、オプタテシケ、十勝と全部見えてるのかな・・・
とてもいいお天気です。
青い空が広がり、頭上に雲ひとつありません。
旭岳の斜面にはイワブクロがたくさん咲いていました。
8:55、二時間もかからず山頂へ。一等三角点が置かれています。
山頂標識にもエゾナキウサギ。
旭岳 登頂記念写真をパチリと・・・。

日曜日ということもあり、多くの登山客で賑わっていました。
しばらく景色を堪能してから、次の目的地へ向かいます。
どこでカメラのシャッターを切っても絵になる景色が広がっています。

旭岳から裏旭へ雪渓を下っていきます。
雪のないところは滑りやすいザレ場で、ズルズルとこけそうになりながら歩きました。
下ったところにはキャンプ指定地もあります。
反対側から見た旭岳。旭岳をバックに再び登っていきます。

とにかく雄大でどの風景にも圧倒されます。
中岳への分岐となる間宮岳で少し休憩をとり、荒井岳、松田岳、北海岳方面へ。
お鉢平の向こうの山は左から北鎮岳、凌雲岳、桂月岳(雲がかかって見えない)、黒岳。
このお鉢平は噴気孔や有毒温泉があり立ち入り禁止です。

ほぼ平らな道。

明日、登る予定のトムラウシも見えています。
お鉢平を見ながらぐるっと歩いて・・・
右に見えるのは白雲岳。
振り返ると旭岳が見えました。
素敵な一本道が続いています。
11:25 北海岳(2,149m)山頂着。
広い山頂には意外にも大勢の登山客が休んでいました。
北海平と白雲岳もよく見えます。
北海岳から下ると、そこはお花畑が広がる素敵な場所でした。
小さいピンクのお花はエゾノツガザクラ。
北海道のチングルマは、本州の花より大きい気がします。
今回の縦走で、何枚も何枚もチングルマの写真を撮りました。
間宮岳で休憩時にお会いしてお話したTさんと、再びここで遭遇。
Tさんは毎年大雪・十勝を縦走し、今回も私たちと行程が全く同じで、
翌日以降もお花や水場情報もたくさん教えていただき大変お世話になりました。
週刊ヤマケイにも北海道の山情報をよく寄稿されている方です。

Tさんのおすすめは一面に咲くチングルマ、ハクサンイチゲ越しに撮るトムラウシとのこと。
私も撮影してみました。トムラウシに少し雲がかかっているのが残念。

お花の撮影にかなり時間をかけ、Tさんとはまた後で、と挨拶して先に進みます。
途中、Tさんが好きな花だという、クモマユキノシタを確認。
ほぼ平坦な道を歩いていき、途中ベンチがあったのでここで寝転がってまったり休憩。
再び歩き出すと、野生のキタキツネを発見!やっぱりいるんですね。
雪渓歩きもありました。
とんがっている山は烏帽子岳、左は五色岳。
白雲岳は登るかどうかギリギリまで迷いましたが、飛ばすことにしました。
こんな景色を見ながら白雲避難小屋を目指します。

足元もお花がいっぱい。イワウメ、ミネズオウなどなど。
宿泊地 白雲避難小屋の赤い建物が見えてきました。
キャンプ地も見えます。
なんといっても圧倒されるのは奥に見える広大な高根ヶ原。
明日はそこを歩いてトムラウシに向かうのです。
エゾコザクラやチシマノキンバイソウなど、いろいろな種類のお花が咲いていました。
とてもありがたい水場。
13:55 白雲避難小屋着。
夏の間だけ管理人さんがいらっしゃいます。テント泊の手続きを済ませました。
ここはキツネがでて、テントの外に靴など置いておくと持っていかれるそうです。
すべてテントの中にしまうように言われました。
17:00過ぎのキャンプ地もテントはこれくらい。一番右の赤いテントが私たちのテントです。
さて、翌日は長い行程、高根ヶ原を歩き、忠別岳、化雲岳、トムラウシを過ぎて
南沼のキャンプ地が目的地です!
「8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走②」に続く。
8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走④美瑛富士避難小屋~十勝岳、白銀荘
8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走③南沼~美瑛富士避難小屋泊
8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走②白雲避難小屋~南沼テント泊
8月上旬の雌阿寒岳
8月 三泊四日 大雪・十勝縦走~お花編~
8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走③南沼~美瑛富士避難小屋泊
8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走②白雲避難小屋~南沼テント泊
8月上旬の雌阿寒岳
8月 三泊四日 大雪・十勝縦走~お花編~
Posted by mimi at 00:20│Comments(4)
│山歩き@北海道
この記事へのコメント
なるほど。
晴れるとこんな景色なのですね。
空が青いなあ。
素晴らしい!
Posted by ぽっか at 2014年08月14日 23:57
夏休み中に過去ブログを少しでも書こうかな、と思ったらmimiさんも過去記事かいてますね~笑。私も北海道書かねばです。写真見ながらしばし去年の記憶にひたっておりました。また行きたい。
Posted by macky at 2014年08月15日 21:15
ぽっかさん
そうなのですよ、晴れると本当に本当にすばらしい景色に
囲まれていることが分かりますよね。
青空は二日目まででしたが、晴れてよかったと思います。
Posted by mimi. at 2014年08月16日 10:54
macky
今しか書けないと思って
一昨年の飯豊に昨年の北海道を書いてみました。
mackyの利尻や羅臼も楽しみにしてるよ~
写真見ると、ひたっちゃうよね。
Posted by mimi. at 2014年08月16日 10:55
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