2014年08月14日
8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走②白雲避難小屋～南沼テント泊
「8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走①」の続きです。
お花の記録はこちらをご覧ください。
8/5（MON）
縦走二日目は、遠くに見えるトムラウシを越えて南沼まで。
地図上のコースタイムは10時間15分と長いので、4:00過ぎに出発しました。
赤く染まる雄大な高根ヶ原とトムラウシ山。
お花の記録はこちらをご覧ください。
8/5（MON）
縦走二日目は、遠くに見えるトムラウシを越えて南沼まで。
地図上のコースタイムは10時間15分と長いので、4:00過ぎに出発しました。
赤く染まる雄大な高根ヶ原とトムラウシ山。
青く染まってきた空、朝焼けでピンク色になった雲。
山の中に泊まったからこそ見られる景色ですね。
石狩山地でしょうか。山の名前は分からないけど、素晴らしい展望です！
今日はクマ除けの鈴を鳴らしながら、平坦な道をずっと歩いていきます。
見通しもよいし、クマが出たらよく分かるとは思いますが、遭遇はしたくないですね。
高原沼への三笠新道はクマ出没のため利用禁止となっていました。
ここ高根ヶ原は、コマクサがそこら中に咲いています。
最初は「コマクサ かわいい！」と興奮して写真を撮りまくっていましたが
だんだん慣れてどうでもよくなってしまうほど、咲きまくっていました。
適度に休憩しながら歩きます。
ずっと進んでいくと雰囲気も変わってきて、笹の道があらわれたり。
エゾカンゾウが太陽に向かって咲いています。
湿地帯もあって、ワタスゲが咲いていたり。
この日もよいお天気で、昨日歩いてきた山々がよく見えました。
すでに出発して2時間20分。旭岳のロープウェイも動いている時間です。
6:45 目の前に見えていた忠別岳も近くなったところで
その手前にある忠別沼が目に入ってきました。
ここのチングルマのお花畑が圧巻。斜面の白いものは全部チングルマ。
このスケールは、本州にはないよな～と思うわけです。
もうチングルマに感動して足が進みません。
ため息の連続。
時間が許せば、ここでいくらでもぼーっとしていたい風景です。
でも先は長いので出発しなければ・・・後ろ髪ひかれる思い。
エゾサンショウウオが生息する忠別沼。本当に泳いでいました！
ようやっと出発。忠別沼を過ぎるとゆるやかに上っていきます。
左手には水墨画のような景色。あの三角形の綺麗な山はなんだろう・・・
途中で、「お、これは獣臭いぞ・・・」という場所がありましたがクマとは遭遇せず。
歩いてきた道を何度も振り返っては「あそこから歩いてきたのかー」と再確認。
そして7:50 忠別岳（1,962m）到着。ギザギザのトムラウシもくっきり。
絶景を楽しみながら長めの休憩をとりました。
すでに歩き出して4時間が経過しています。
次は五色岳に向かって出発です。
忠別岳からは下り道。その後、平坦になり、五色岳への上りとなります。
忠別避難小屋が見え、人が出入りしているのが見えました。
この縦走路は高い木々がないので、太陽光が直接あたり暑さと日焼け対策必須です。
この日もお天気がよいのは嬉しいのですが、日焼け止めを何度も塗りながら
水分補給も忘れないよう気を付けながら歩いていきます。
標識には白雲避難小屋まで10.3km。もうそれだけ歩いてきたってことですね。
ハイマツ帯の中をくぐったりするような場所も。
ここを抜ければ･･･
9:50 五色岳（1,868m）着。
標識には石狩岳まで16.2kmと。歩く人 いるんでしょうか。
ここからは化雲岳までほぼ平坦な道となり足取りも軽快に。
途中でエゾシマリスが目の前に現れてくれました。可愛かった～。
木道があり、歩きやすくなります。トムラウシを見ながら極上散歩。
次の目的地 化雲岳が目の前に。空には筋状の不思議な雲がでていました。
チングルマのお花畑の中をゆるやかに上っていきます。
「神遊びの庭」と名付けられるのも納得。
語彙が少なくて、もう「綺麗」「美しい」「素晴らしい」「すごい」としか表現できません。
あともう少しで山頂。
風に吹かれて気持ちよさそうなチングルマの綿毛もカメラに収めながら・・・
11:00 化雲岳（1,954m）到着！
沢からあがってきたというおじさま、おばさま3人組に遭遇。
オショロコマが釣れるというお話を伺いました。
歩いてきた旭岳や忠別岳も見えます。
小化雲岳、天人峡温泉への道。
さて、次はあのトムラウシを目指して進みます。
右に見える三角の山はオプタテシケかな。
分岐を過ぎて・・・
化雲岳からは、これまでの道とは違って、ゴロゴロとした岩稜地帯に。
まったく様相が変わってきました。
ヒサゴ沼への分岐。
ところどころ木道があります。
変わった形の大きな岩も現れます。
12:05 眼下にヒサゴ沼が見えてきました！
小屋とキャンプ地をズームで。美しいところですね。
12:20 天沼着。
あまりにも気持ちのいい場所なので、誰も来ないし、と靴を脱ぎ
木道に寝転がってみました。お互い足裏マッサージなどして疲れを取ります。
天沼を出発する頃、昨日お会いしたＴさんに追いつかれました。
ここから先のロックガーデンは道も分かりづらいから一緒に行きましょう、とのこと。
着かず離れずの距離でＴさんが私たちを気遣いながら先頭を歩いてくれます。
ロックガーデンにはエゾナキウサギが生息していて キューキューと可愛らしい
鳴き声が聞こえましたが、残念ながらその姿をとらえることはできませんでした。
振り返って化雲岳や五色岳を確認。
ロックガーデンを登り切り、さらに歩いていくと北沼分岐に到着。
私の疲れもピークに達する頃で写真もあまりなく、、、気合いで歩きました。
ここからはトムラウシを登って南沼に下るだけ。Ｔさんには先に行って頂きました。
足元のお花に慰められつつ、、、
トムラウシ山を巻くように登っていきます。
もう足が上がりません～（かなり弱気になっていました）
やっと！14:50 小さく遠くに見えていたあのトムラウシ山（2,141m）の山頂に！！！
山頂には一等三角点もおかれています。
休憩もそこそこに、あとは南沼キャンプ地に下っていくだけです。
16:00前 南沼にはテントはそこそこ張られていました。
水も豊富に流れ、エゾコザクラやチングルマが咲き乱れるとても素敵な場所でした！
テントをはってシュラフを干します。
夕食用、明日の行動用に浄水器を使って飲料水作りをしながらまったりと過ごします。
休憩含め12時間行動となり最後はかなりバテバテでしたが
南沼キャンプ地がかなり素敵なところで疲れも吹っ飛びました。
三日目は南沼から双子池キャンプ地を越え、オプタテシケを登り
美瑛富士避難小屋まで進む予定。地図上のコースタイムは13時間40分！
天気は崩れる予報･･･
「8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走③」に続く。
山の中に泊まったからこそ見られる景色ですね。
石狩山地でしょうか。山の名前は分からないけど、素晴らしい展望です！
今日はクマ除けの鈴を鳴らしながら、平坦な道をずっと歩いていきます。
見通しもよいし、クマが出たらよく分かるとは思いますが、遭遇はしたくないですね。
高原沼への三笠新道はクマ出没のため利用禁止となっていました。
ここ高根ヶ原は、コマクサがそこら中に咲いています。
最初は「コマクサ かわいい！」と興奮して写真を撮りまくっていましたが
だんだん慣れてどうでもよくなってしまうほど、咲きまくっていました。
適度に休憩しながら歩きます。
ずっと進んでいくと雰囲気も変わってきて、笹の道があらわれたり。
エゾカンゾウが太陽に向かって咲いています。
湿地帯もあって、ワタスゲが咲いていたり。
この日もよいお天気で、昨日歩いてきた山々がよく見えました。
すでに出発して2時間20分。旭岳のロープウェイも動いている時間です。
6:45 目の前に見えていた忠別岳も近くなったところで
その手前にある忠別沼が目に入ってきました。
ここのチングルマのお花畑が圧巻。斜面の白いものは全部チングルマ。
このスケールは、本州にはないよな～と思うわけです。
もうチングルマに感動して足が進みません。
ため息の連続。
時間が許せば、ここでいくらでもぼーっとしていたい風景です。
でも先は長いので出発しなければ・・・後ろ髪ひかれる思い。
エゾサンショウウオが生息する忠別沼。本当に泳いでいました！
ようやっと出発。忠別沼を過ぎるとゆるやかに上っていきます。
左手には水墨画のような景色。あの三角形の綺麗な山はなんだろう・・・
途中で、「お、これは獣臭いぞ・・・」という場所がありましたがクマとは遭遇せず。
歩いてきた道を何度も振り返っては「あそこから歩いてきたのかー」と再確認。
そして7:50 忠別岳（1,962m）到着。ギザギザのトムラウシもくっきり。
絶景を楽しみながら長めの休憩をとりました。
すでに歩き出して4時間が経過しています。
次は五色岳に向かって出発です。
忠別岳からは下り道。その後、平坦になり、五色岳への上りとなります。
忠別避難小屋が見え、人が出入りしているのが見えました。
この縦走路は高い木々がないので、太陽光が直接あたり暑さと日焼け対策必須です。
この日もお天気がよいのは嬉しいのですが、日焼け止めを何度も塗りながら
水分補給も忘れないよう気を付けながら歩いていきます。
標識には白雲避難小屋まで10.3km。もうそれだけ歩いてきたってことですね。
ハイマツ帯の中をくぐったりするような場所も。
ここを抜ければ･･･
9:50 五色岳（1,868m）着。
標識には石狩岳まで16.2kmと。歩く人 いるんでしょうか。
ここからは化雲岳までほぼ平坦な道となり足取りも軽快に。
途中でエゾシマリスが目の前に現れてくれました。可愛かった～。
木道があり、歩きやすくなります。トムラウシを見ながら極上散歩。
次の目的地 化雲岳が目の前に。空には筋状の不思議な雲がでていました。
チングルマのお花畑の中をゆるやかに上っていきます。
「神遊びの庭」と名付けられるのも納得。
語彙が少なくて、もう「綺麗」「美しい」「素晴らしい」「すごい」としか表現できません。
あともう少しで山頂。
風に吹かれて気持ちよさそうなチングルマの綿毛もカメラに収めながら・・・
11:00 化雲岳（1,954m）到着！
沢からあがってきたというおじさま、おばさま3人組に遭遇。
オショロコマが釣れるというお話を伺いました。
歩いてきた旭岳や忠別岳も見えます。
小化雲岳、天人峡温泉への道。
さて、次はあのトムラウシを目指して進みます。
右に見える三角の山はオプタテシケかな。
分岐を過ぎて・・・
化雲岳からは、これまでの道とは違って、ゴロゴロとした岩稜地帯に。
まったく様相が変わってきました。
ヒサゴ沼への分岐。
ところどころ木道があります。
変わった形の大きな岩も現れます。
12:05 眼下にヒサゴ沼が見えてきました！
小屋とキャンプ地をズームで。美しいところですね。
12:20 天沼着。
あまりにも気持ちのいい場所なので、誰も来ないし、と靴を脱ぎ
木道に寝転がってみました。お互い足裏マッサージなどして疲れを取ります。
天沼を出発する頃、昨日お会いしたＴさんに追いつかれました。
ここから先のロックガーデンは道も分かりづらいから一緒に行きましょう、とのこと。
着かず離れずの距離でＴさんが私たちを気遣いながら先頭を歩いてくれます。
ロックガーデンにはエゾナキウサギが生息していて キューキューと可愛らしい
鳴き声が聞こえましたが、残念ながらその姿をとらえることはできませんでした。
振り返って化雲岳や五色岳を確認。
ロックガーデンを登り切り、さらに歩いていくと北沼分岐に到着。
私の疲れもピークに達する頃で写真もあまりなく、、、気合いで歩きました。
ここからはトムラウシを登って南沼に下るだけ。Ｔさんには先に行って頂きました。
足元のお花に慰められつつ、、、
トムラウシ山を巻くように登っていきます。
もう足が上がりません～（かなり弱気になっていました）
やっと！14:50 小さく遠くに見えていたあのトムラウシ山（2,141m）の山頂に！！！
山頂には一等三角点もおかれています。
休憩もそこそこに、あとは南沼キャンプ地に下っていくだけです。
16:00前 南沼にはテントはそこそこ張られていました。
水も豊富に流れ、エゾコザクラやチングルマが咲き乱れるとても素敵な場所でした！
テントをはってシュラフを干します。
夕食用、明日の行動用に浄水器を使って飲料水作りをしながらまったりと過ごします。
休憩含め12時間行動となり最後はかなりバテバテでしたが
南沼キャンプ地がかなり素敵なところで疲れも吹っ飛びました。
三日目は南沼から双子池キャンプ地を越え、オプタテシケを登り
美瑛富士避難小屋まで進む予定。地図上のコースタイムは13時間40分！
天気は崩れる予報･･･
「8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走③」に続く。
8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走④美瑛富士避難小屋～十勝岳、白銀荘
8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走③南沼～美瑛富士避難小屋泊
8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走①旭岳～白雲避難小屋テント泊
8月上旬の雌阿寒岳
8月 三泊四日 大雪・十勝縦走～お花編～
8月上旬 大雪・トムラウシ・十勝縦走③南沼～美瑛富士避難小屋泊
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8月上旬の雌阿寒岳
8月 三泊四日 大雪・十勝縦走～お花編～
Posted by mimi at 21:18│Comments(0)
│山歩き＠北海道
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