縦走のザックも食糧が減り少しは軽くなっているはず。
ガレた道を歩いていく。
山頂ピストンして下りて行く集団をパチリ。
そして5:45過ぎ 笠ヶ岳(2,897.5m)山頂着。
いつも他の山の上から見て、その特徴的な形が気になり登ってみたかった山。
しばし写真撮影を行い、ここからいよいよクリヤ谷コースへ。
山頂付近は歩くとカタカタと音がいう平らな石が積み重なっている。
何かの拍子にこけたり滑ったりしないよう慎重に下っていく。
歩いていくルートがずっと見えていた。
笠ヶ岳を振り返る。もう縦走も最終日と思うとさびしい気分になってくる。
ここからクリヤ谷下山の写真はほとんどない。今までと違ってかわいそうなくらい撮っていない。
(途中、雷鳥岩とかおもしろい形の岩もあるんだけど・・・)
このコース、歩く人は少ないと思いきや、笠ヶ岳からの下りに使う人もいるし
登りに使う人たちとのすれ違いもあった。
みなさん健脚で山慣れた人たちのように見受けられた。
だいぶ下ってきたところ、道路や建物が見えてきた。
でもまだまだ長いクリヤ谷コース。
笠ヶ岳から中高原口バス停まで標高差 約1,900mだ。
笹で覆われた道をジグザグに下りていく。
途中で再び樹林帯に入る。適度に休憩しながら下っていった。
特徴的な岩も見えてきた。
水が豊富に流れているクリヤ谷は、沢の側を歩いたり、渡ったり。
どんどん景色が変わる面白いコースともいえる。
11:20過ぎ 通称 岩小舎。ここでテントを張ったり寝泊りするようだが
ゴミが多くて汚かったこと!ゴミは持ち帰ろうよ・・・
そしてクライマーには人気の迫力ある錫杖岳。
(ここを攀じ登るなんて私には考えられないわ・・・)
このクリヤ谷コースは歩いていると、時間や距離の書かれた看板が
木にくくりつけられているが、木が成長して看板を飲みこもうとしている。
書いている内容もだいぶ分からなくなっていた。
途中、結構めんどくさい渡渉箇所もあった。
橋はないので石づたいで、、、ストックがないと水の中に落ちていただろう。
特に雨の後など渡渉は大変なようだが、沢沿い歩きは気持ちがよい。
緑が綺麗な美しい森の中を歩いたり
岩や倒木の上を滑りそうになりながら歩いたり。
過酷に感じたクリヤ谷も終わりが近づいてきた。
12:55 登山口(入山届のポスト有り)に到着!
三泊四日の縦走も終わり。
あとは舗装された道を歩いて温泉へ。
四日間の汗を綺麗に流して中尾高原口からバスに乗り平湯へ。
松本行のバスに乗り換えて、松本では大蒜をたっぷり乗せたステーキをいただいた!
四日間 天候にも恵まれて楽しく充実した裏銀座縦走だった。
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