9月 紅葉の始まり 針ノ木・鹿島槍縦走②針ノ木峠~冷池山荘

mimi

2014年09月13日 21:02

「9月 紅葉の始まり 針ノ木・鹿島槍縦走①扇沢~針ノ木峠」の続きです。


 初  日:扇沢、針ノ木峠、針ノ木小屋(テント泊)
 二日目:針ノ木小屋、針ノ木岳、スバリ岳、新越山荘、種池山荘、冷池山荘(テント泊)
 三日目:冷池テン場から鹿島槍ヶ岳ピストン、爺ヶ岳、柏原新道で扇沢下山


9/22(日)

朝、とても幻想的で素敵な空を見ることができました。
5:00過ぎ だんだんと明るくなってきて朝焼けが見られます。
雲海からとびでた富士山のシルエットが遠くに小さく見えてきました。

5:30前、空の雲がオレンジ色に染まっています。


さらに空が青くなり、今度は雲がピンク色に。


朝からとっても素敵なものを見せていただきました。
5:45 綺麗な青空に槍・穂高に、野口五郎岳、水晶岳、赤牛岳とこの日も丸見え。


そして今日歩く稜線。
5:55 針ノ木峠を出発しました。


一つ目のピーク 針ノ木岳に向かって登山道を一歩一歩、歩いて行きます。
昨日は雲がかぶって綺麗に見えなかった鹿島槍ヶ岳の双耳峰も
くっきりと見えました。さらにその奥に白馬岳も。


針ノ木峠から約1時間で針ノ木岳へ。


五色ヶ原に薬師岳もよく見えます。


五色ヶ原にズーム。山荘が見えました。


6:50 二百名山 針ノ木岳(2,820.6m)着。360度ぐるっと見渡せる展望に感動しました。
こんなに展望のいい山だったなんて!!




高瀬ダムに槍・穂高。


針ノ木峠と蓮華岳方面。


黒部湖と立山、剱岳。


あまりの展望のよさにテンションもあがります。
しばらく写真を撮ったりしていましたが、まだまだ先があるので
進まなければなりません。次に目の前のスバリ岳を目指します。

針ノ木岳からはマヤクボノコルまでガレ場の急な下りで浮石もあるため、
下りが苦手な私には少し怖かったです。落石など注意が必要です。


小スバリ岳を越え、スバリ岳直下のジグザグ道を登れば・・・


7:45 スバリ岳(2,752m)着。
ここも360度展望の開けた山でした。


次は赤沢岳へ。スバリ岳から赤沢岳までCTは90分です。
登っては下る、を繰り返しながら稜線を歩いていきます。


爺や鹿島槍も少しずつ近づいてきました。


足元にも紅葉の訪れ。葉が赤く染まってしました。


ハイマツ帯を歩いていきます。


本当に気持ちのよい稜線歩きが続きます。


スバリ岳、針ノ木岳を背負って赤沢岳への登り。
こうやって見ても、とてもかっこいい山!ですね。




9:30過ぎ 赤沢岳(2,677.8m)着。登山客で賑わっていました。
これまでほとんど人に会わなかったのですが
針ノ木から出発した方々か新越、種池方面から来られたのか。


次は鳴沢岳へ。

赤沢岳から下り、また登りにかかります。
振り返ると、奥にはスバリ岳、針ノ木岳、針ノ木峠に雪渓まで見ることができます。


下を見下ろすと木々の葉が黄色くなってきていました。

赤沢岳と鳴沢岳の間では、扇沢と黒部ダムを結ぶ関電トンネルが通っていて
トロリーバスが走っています。その上を歩いている、ということになります。


なだらかな道を歩いていくと・・・


10:40前に鳴沢岳(2,641m)着。


鳴沢岳から新越山荘までCT30分。
やや急な下り道があります。


その後はなだらかな稜線を歩いていきます。
少しガスが出てきました。


11:25前 新越山荘着。ここでお湯を沸かしてパスタを作りゆっくりと休憩しました。
山荘前では多くの登山客も休憩していました。


新越山荘の中に貼ってあったポスター。手書きの絵がかわいらしいです。


大休止後、再び登りです。次は岩小屋沢岳へ。




12:40 岩小屋沢岳(2630.3m)着。
(地図と山頂標識の標高が違うなぁ・・・)


このあたりからだいぶ紅葉も進んでいて目を楽しませてくれました。
そして新越山荘からの道の歩きやすいこと!



階段も段差の高さ、歩幅など、びっくりするくらい歩きやすく
とてもよく整備されたコースでした。


13:30過ぎに種池山荘のテント指定地を過ぎ、山荘に到着。


テン場の混雑ぶりはすごかったです。20数張、張れるそうですが、
すでにムギュムギュの状態でこれ以上、張る場所はなさそうでした。
恐るべし三連休
ここでテントを張り、翌日鹿島槍ピストンして下山という選択肢もありましたが
そのまま冷池山荘を目指します。

山荘前で少しだけ休憩して、出発しました。


あいにくのガスで真っ白な中、歩いていくこととなりましたが
紅葉が綺麗でした。
ガスガスだしこの日は爺ヶ岳は飛ばしました。


秋ですねぇ。


途中すれ違った人が話しかけてきました。私たちの大きなザックを見て
「テント泊ですか。」と。
三連休初日、テント場は40数張可能、という場所に約90のテントが張られ
大混雑だったそうです。二日目はそこまでではないかも、、、ということでしたが
張る場所があるのか不安になりました。
恐るべし三連休

15:15 冷乗越を過ぎ・・・


15:30 冷池山荘着。水を購入してテント指定地へ向かいます。


山荘から10分くらい登っていかなければなりません。

山荘で、この日は60張くらいで前日よりはまし、と言われていましたが
すでにいっぱいで張る場所がなさそうです。あいているところは
斜面でとても快適とはいえない場所のみ。
結局テント場の入り口付近に邪魔にならないギリギリのところで
なんとか張ることができました。

冷池のテン場からの景色を楽しみにしていましたが
ずっとガスに包まれて何も見えなかったのは残念でした。

翌日は鹿島槍ヶ岳をピストンして、柏原新道で扇沢まで下山します。


「9月 紅葉の始まり 針ノ木・鹿島槍縦走③鹿島槍、爺、柏原新道で下山」に続きます。



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