神々の山嶺
夢枕獏さんの「神々の山嶺/上・下」を読みました。
一気に。
体も心も震えるような感覚。
熱いものがこみあげてくる感覚。
とにかく著者ですら「書き残したことはない。」「全部、書いた。全部、吐き出した。」
「力およばずといったところも、ない。全てに力がおよんでいる。」などなどと・・・
誇らしげなあとがき。
構想20年、書き上げるのに3年。
それが一つ一つの文字から伝わってきます。
「なぜ山に登るのか?」 「そこに山があるから」
という、今では多くの人に知られているこの台詞。
「なぜ山に登るのか?」の問いに、この本の主人公が答えた言葉。
私はそこにぐっときて涙がでてきました。
ストーリーも登場人物もとにかく濃密。
うまく表現できなくってもどかしいのですが
山が好きな人なら是非是非読んでみてください!
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